【山田美保子のミホコは見ていた!】大型歌番組、絶好調の理由

 年末年始に放送された特番の視聴率が発表され、「ミュージックステーションSUPER LIVE2025」(テレビ朝日系)や、「第67回 輝く!日本レコード大賞」(TBS系)、そして瞬間最高世帯視聴率が5年ぶりに40%を突破した「第76回 NHK紅白歌合戦」など大型歌番組が高視聴率を記録した。

 その前には二部構成で放送された「2025 FNS歌謡祭」(フジテレビ系)が、同局の番組では久々に「週間視聴率ランキング」の上位に入ったことが大きな話題になった。

 一部で「with MUSIC」(日本テレビ系)の終了が報じられた際、「音楽番組、冬の時代」「オワコン化」と書き立てたメディアがあったが、その論調をかき消すかのように、大型歌番組は絶好調だ。「紅白復活」の理由を「デイリースポーツ」では「タイパ重視の名曲メドレー」「第75回のB’zの登場を踏襲した矢沢永吉の衝撃演出」「要所で注目歌手&ベテラン投入」の3点を挙げている。

 確かに歌手別視聴率を見れば、特別企画枠で最終歌唱者となった松田聖子を筆頭にTUBE、岩崎宏美、矢沢、玉置浩二ら世帯視聴率を支えるF3、M3(50歳以上の女性と男性)に刺さるアーティストが上位を占めた。

 さらに「レコ大」3連覇のMrs.GREEN APPLE、OG8名を加えたAKB48、審査員の松嶋菜々子と司会の綾瀬はるかが主演を務めたドラマの主題歌を歌ったMISIA、幅広い世代に支持される米津玄師、福山雅治がベストテン入り。納得のメンツである。

 ここ数年の昭和歌謡ブームも後押ししただろうし、ベテランへのリスペクトを明言する10代や20代のアーティストの存在も、番組全体の空気を盛り上げたように思う。「紅白」に限らず、意外な組み合わせでのコラボや、ミュージカル界のスターの投入、人気キャラクターの出演など、近年、大型音楽番組は工夫を凝らしてきたものだが、それも視聴率となって反映されるようになったのだ。

 こうした演出を先頭で実践してきたのが「FNS歌謡祭」ということで、フジテレビが同レベルの番組をレギュラー化するのではないかとの報道もあり、音楽番組は明らかに復活の兆しだ。

 過去には、歌手が歌い始めると毎分グラフが下がる時代があった。因って多くの番組がMCにお笑い芸人を据え、トークのコーナーに重きを置き、なんとか視聴率をキープしていたものである。

 が、今や完全に歌の時間が主役。大型歌番組に“春”がやってきた。

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