鈴木農相、おこめ券配布は「私は『例えば』と言った」釈明 玉川徹氏「いやいや。最初から言ってましたよ」と即否定

 29日のテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」では、元テレビ朝日社員の玉川徹氏が鈴木憲和農相に直撃インタビューする模様が放送された。

 物価高対策として自治体が自由に使える「重点支援地方交付金」として、鈴木農相が「おこめ券」の利用を推奨してきた。

 この「おこめ券」を巡っては、1枚500円で販売も手数料、経費などで60円が引かれ、実際に使えるのは440円分。これが利益誘導ではないかとの反発を招き、おこめ券を利用しない自治体が続出した。こうした流れを受けて、発行元の全米販とJA全農は販売価格を20円程度引き下げを決めた。

 玉川氏はインタビューで「おこめ券はあんまりよくない政策だったんじゃないかと僕思うんですけど」と旗振り役となった鈴木氏へ直球質問した。

 鈴木氏は「最初に申し上げておくと、どういうやり方で食料品の価値高騰に対して生活者の負担を和らげるか。これについてどういうやり方でやるかは、自治体の皆さんがご判断いただければと思います」と前置きし、「私が『例えば』と言って出した『おこめ券』ですけども…」とあくまで一例としておこめ券を持ち出したと釈明。玉川氏は「いやいや。でも最初から言ってましたよ。モーニングショーに来たときから」とこれを即座に否定した。

 ここで、鈴木氏は10月に番組に出演した際、「今は既にどこのスーパー行っても、お米屋さんに行っても、十分にコメはあります。ただ問題なのは価格がそれなりの値段をするということなので。そのときに何ができるかといえば負担感を和らげる意味で『おこめ券』が有効だと思ってます」と“おこめ券推し”するシーンが改めて放送された。

 玉川氏が「もしもおこめ券じゃなくて商品券ですよ。もちろんお米も買えますよってことだったら、こういう話になっていなかったんじゃないかな。いわゆるメディアの批判とかも含めて」と問うと、鈴木氏は「さまざまなご意見については本当に真摯に私は受け止めたいと思います」と述べていた。

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