田崎史郎氏 高市首相「農水大臣が好きなおこめ券」発言で見解「ジョーク」も…鈴木農相起用は「人事で派閥に負けた結果」
政治ジャーナリストの田崎史郎氏が11日、TBS系「ひるおび!」に生出演。高石早苗首相が鈴木憲和農相が推奨するおこめ券配布について「農水大臣が好きなおこめ券」と発言した真意について言及した。
番組では、手数料が高額であるなどの理由から全国でおこめ券離れが進んでいることを取り上げた。9日の衆院予算委で、重点支援地方交付金について問われた高市首相が「農水大臣が好きなおこめ券かもしれない」と発言したことも伝えた。
MCの恵俊彰が「総理、この表現どうなんですか?」と高市首相の発言の真意を尋ねた。
田崎氏は「最初、随分嫌みいってるかなと思ったんですよね。総理周辺に確認しましたら、高市総理大臣にはそういう気持ちはなくて、軽い冗談、ジョークで言ったということなんです」と説明。続けて「高市さんは今年の秋の総裁選でお米対策は一切話されてないんですよね。関心そのものが薄いんじゃないかと思いますよ」とコメントした。
恵が「鈴木大臣と高市総理は信頼関係で結ばれてるんでしょうか?」と首を傾げると、田崎氏は「人事権は高市さんにありますから、選んだ責任でやってるということです。選ばれる経過は鈴木憲和大臣は茂木派なんですよ。今回の人事ではっきりしてるのは主流派優遇人事。茂木派の人を積極的に起用しているんで。鈴木さんとか法務大臣の平口さん、ちょっと答弁に問題あるんじゃないかと言われ始めているんですけども。そういう方々は人事で派閥に負けた結果だろうと思います」とあくまで派閥人事によるものと解説した。
2人の関係についても「近い関係ではないと思いますよ、政治家として。個人的に信頼関係があるということではなくて。あくまで人事権者ですから総理大臣として組閣して、その1人が鈴木大臣だったということです」と述べた。
