Rain Tree・綾瀬ことり 誰もが納得のセンターに 2作連続“グループの顔”に「実感と責任感」
秋元康氏プロデュースのアイドルグループ・Rain Treeの綾瀬ことり(19)が、シングル表題曲で2作連続のセンターを務めている。テレビ出演に、雑誌の表紙などソロの活動も充実させ、グループをけん引し、先月末に2ndデジタルシングル「つまり」をリリースし、28日には同シングルのコンセプト楽曲となる「恋愛変革活用」を配信。デビューから約5カ月の心境を語り、将来の展望を聞いた。
グループを象徴するような透明感あふれるルックスで初々しさと同時に強い自覚をのぞかせた。デビューから2連続でセンターに選ばれ「前回よりも実感と責任感は増している」。ポップでかわいらしいデビュー曲「ILU」に続き「つまり」もラブソングではあるが、今回は重めの歌詞と、悩める人に寄り添えるような楽曲を届けている。
表題曲を歌唱する7人と、残ったメンバーがカップリング曲を歌うという「セレクションシステム」はデビュー曲と変わらない中で、綾瀬は“グループの顔”としてより成長した姿が求められてきた。「これまでは本当に私なんかでいいのかなという気持ちが強かった。だけど、今はファンにもメンバーにも納得してもらえるように、自分自身も納得できるようなセンターという存在になりたい」と決心した。
グループはオーディションで不合格となりWHITE SCORPIONとしてデビューできなかった17人で結成。昨年は「FINALIST」として活動し、単独でのイベント開催はできず、いつもWHITE SCORPIONのイベント後に時間が与えられる状況だった。
「WHITE SCORPIONのパフォーマンスが終わったら帰ってしまうファンの方もいた。でもそれは当たり前。皆さんWHITE SCORPIONを見に来ているんですから。私たちが出ても『誰?』って思われていただろうな」
悔しい経験を吐露しつつ、「特典会にも全然来ていただけなくて(会場の)ららぽーと豊洲がトラウマになった。アイドルで過去最低に人が呼べなかったくらい」と笑って明かす。それでも、約1年以上遅れながらデビューを果たした。「今はTikTokも伸びて知っていただける機会も増えた」。リリースイベントでは5月にWHITE SCORPIONが達成した1000人動員をすでに達成目前まで迫っている。
綾瀬自身の活動も充実。フジテレビ系バラエティー番組「ミラモンGOLD」(毎週日曜、前11・15)のレギュラーに抜てきされ、地上波にも進出。今後は特技のイラスト、目標とする声優の活動も見据える。「この子はアイドルだったんだって思われるくらいにまでなりたい」。まだまだ夢は広がり続ける。
◇綾瀬ことり(あやせ・ことり)2006年6月12日生まれ。愛知県出身。1月29日に秋元康氏プロデュースのRain Treeとしてデビュー。特技はベース、絵、モノマネ。ビジネス文書検定3級、情報処理検定3級などの資格を持つ。身長166センチ。血液型O。
