映画製作者連盟4社がフジテレビ問題に見解 筆頭株主の東宝「速やかに真相を究明して」
日本映画製作者連盟は29日、都内で「2025年 新年記者発表」を行い、映画配給会社4社が元タレントの中居氏と女性とのトラブルを巡るフジテレビの問題に見解を語った。
大手企業をはじめ、フジテレビへのCM出稿が相次いで見合わせという状況で、27日に2度目の記者会見も実施。フジ・メディア・ホールディングス(HD)株主の東宝株式会社代表取締役社長の松岡宏泰氏は「実質的なフジテレビの筆頭株主の立場としては2回目の記者会見の前にきちんとした調査を速やかに行って、真相を究明して信頼を早く回復してほしいという要望書をフジ・メディアHDにお届けした」と明かした。
グループ会社がフジテレビ放送のアニメ映画を制作している東映株式会社代表取締役社長・吉村文雄氏は「フジテレビさんの問題と作品が放送されることにおいて直接的に何か(関係が)あることではないと考えている」と方針を語った。
フジテレビの作品を扱う松竹株式会社代表取締役社長の高橋敏弘氏は「今後の状況を注視して適切に対応していく」と話し、KADOKAWA株式会社取締役・代表執行役社長兼CEOの夏野剛氏は「透明性のある調査を期待しています」と受け止めを述べた。
