昨年、話題を呼んだ新作歌舞伎『刀剣乱舞　月刀剣縁桐』のシネマ歌舞伎公開（４月５日～）を記念して、京都南座で「新作歌舞伎『刀剣乱舞　月刀剣縁桐』衣裳展」を４月１３日から開催する。

　ゲームにはじまり、舞台にミュージカル、アニメや実写映画と、メディアミックスを次々に拡大させている中、歌舞伎化された話題作で使用された衣裳や小道具等の展示。アクリルスタンドやＴシャツ、トートバッグなどのオリジナルグッズや、貴重な台本も収録した豪華図録も販売する。

　また新作歌舞伎でガイド音声を担当した「刀剣乱舞　ＯＮＬＩＮＥ」の三日月宗近キャラクターボイスの声優・鳥海浩輔による録り下ろし音声企画も。スマートフォンに指定アプリをインストールし、展示物を読み取ると鳥海の録り下ろしイケボが楽しめる。鳥海は「今回、衣裳展にもこうして関わる事ができ、とても光栄に思います。ご来場の方々には素晴らしい衣裳等を堪能していただくと共に、その一助になれば私としてもうれしく思います」とコメントした。

　さらに開幕前日の１２日には新作歌舞伎『刀剣乱舞　月刀剣縁桐』では三日月宗近を勤めたほか、初の演出も手掛けた尾上松也と、足利義輝と小狐丸の二役を勤めた尾上右近の「プレオープン記念トークショー」も開催。松也は「衣裳展を開催させていただくことになり、とてもうれしいです。今回の歌舞伎化にあたり、衣裳や髪型、小道具も細部までこだわり、何度も打ち合わせを重ねてつくりあげました。近くでご覧いただけましたら、舞台では気が付かれなかった発見があるかもしれません」と見どころを解説。「舞台をご覧になられた方も、まだご覧になっていない方も、シネマ歌舞伎も公開されますので、衣裳展と映画で改めて楽しんでいただけるのではないかと思います」とアピールした。右近も「たくさんお話ししたい話題があります！どうぞご期待ください！」と“とうかぶ”裏話を約束していた。

　５月６日まで。