宝塚 雪組スター和希そら、本拠地に別れ「どのような状況でも応援して下さり、奮い立たせてくれた」
2月に退団する宝塚歌劇団雪組スター和希そら(かずき・そら)が13日、「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル/FROZEN HOLIDAY」が千秋楽を迎え、本拠地・宝塚大劇場に別れを告げた。
黒紋付に緑の袴という正装で大階段を下りてきた和希は「どのような状況であっても私を信じ応援して下さったみなさまファンの皆様の存在が、私を奮い立たせ、前に向かう勇気を与えてくれました」とあいさつ。本拠地に別れを告げたが「もうこの舞台に立つことはありませんが、最後の日まで男役の美学を磨き続けたい」と東京公演でのさらなる成長と誓った。
和希は2010年4月、96期生として「THE SCARLET PIMPERNEL」で初舞台。宙組に配属され、14年「ベルサイユのばら-オスカル編-」で新人公演初主演。168センチと男役としては小柄だが歌、ダンス、芝居と三拍子そろった実力派として注目。21年12月に雪組に組み替え。別箱主演も豊富で、雪組ではトップ・彩風咲奈(あやかぜ・さきな)、最も近くで支える朝美絢(あさみ・じゅん)に次ぐスターとして活躍してきた。また娘役の沙羅アンナ(さら・あんな)、琴羽りり(ことはね・りり)も同時に退団する。
東京宝塚劇場は来年1月3日~2月11日。
