ビリーバンバン菅原進、かぜでも熱唱 昭和懐古「今は楽しくない」のライブ前に「今は楽だけど楽しくない」
兄弟フォークデュオ・ビリーバンバンの菅原進(75)が3日、都内で行われるライブ「昭和歌謡音楽時代」の公演前の囲み取材に、湯原昌幸、せんだみつお、夏木ゆたかと出席。4人が同じステージに上がるのは初めてで、合わせて301歳。元気の秘訣(ひけつ)を問われた4人だったが、菅原は「鼻風邪引いて今日はちょっと元気ない」と告白していた。
菅原は、ほそぼそとした声で昭和時代を「物が無くて、作るっていう時代だった」と懐古。「(当時は)明日に向かおうって感じだったけど、今は物が多すぎて、選択の時代だから、楽だけど楽しくない」と、現代と比較し語っていた。また、「あの頃は曲も本当に湧き水のように作れて出てきた」と話し、湯原から「今は?」と問われると「出ません」即答し笑わせた。
取材時には4人で尾崎紀世彦さんの名曲「また逢う日まで」を熱唱。元気が無いと答えた菅原だったがその歌唱力は健在で、写真撮影にも笑顔で応じていた。
2部制となる同イベントは昼夜合わせて200人を動員、4人合わせて全28曲を披露予定。夏木は青春歌謡、菅原はフォークソング、湯原はグループサウンズ、せんだは総合司会を務めながらそれぞれのジャンルの当時の曲を歌うという。
