松田美由紀「改めて優作の偉大さを実感」龍平、翔太、ゆう姫が初めて父への想い発表
1989年にがんのため40歳の若さで亡くなった俳優・松田優作さんの三十三回忌法要が命日である6日、東京・築地本願寺で営まれた。法要は親族、関係者のみで執り行われ、女優の原田美枝子(62)、俳優の水谷豊(69)ら60人が出席。長男の松田龍平(38)、次男の松田翔太(36)、長女の松田ゆう姫(33)が、最初で最後の偉大なる父へのコメントを発表した。
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【松田美由紀】
亡くなって32年。
生きている時も亡くなってからも、これほどまで長く愛され続ける男だったんだと、改めて優作の偉大さを実感し、そして本当に感謝しています。家族の愛があるからこそ、頑張ってこれました。
そしてファンの皆様に助けて頂きました。
これからも、松田家をどうぞよろしくお願いします。
【松田龍平】
優作、いつも見守ってくれてありがとう。
新しい家族も増えたし、ちゃんと報告しないとね。
それから美由紀さん。
おつかれさま!
長い間、優作を、家族を大切にしてくれてありがとう。
皆様に末長く幸せが訪れますように。
【松田翔太】
四歳の頃から葬式に法事と、いつも弔いの儀式が苦手でしたが、それは父親に会う、向き合う時間だったからなのだと思います。
この度三十三回忌になり、長い時間が経ちました。不思議と感覚が変わっている自分がいて、今は真っ直ぐ自分の父親に向き合える気がしております。
美由紀さんには、優作さんの伴侶として母親として、たくさんの愛をいただきました、自分はしっかり2人の両親に育てられたんだなと心から感謝してます。ありがとうございます。みんなが幸せになりますように。愛に包まれますように。
【松田ゆう姫】
父は、私が記憶にもないほど幼い時に他界したので、子供の頃から周りで話される父の話は、私にとっては全く実感のない、まるで幻のように感じていました。
存在のないものに想いを馳せるのはなんだか変な気持ちです。“松田優作”ではなく、私には父が必要なのに。と思うこともありました。でも母の中に確かに存在していた父の話を聞くと、愛おしさと尊敬を感じ、いつも心のどこかで繋がっていると思え、とても幸せです。