藤井聡太二冠、史上最年少三冠なるか 豊島将之叡王初防衛か 13日叡王戦最終局

 将棋の藤井聡太二冠(王位・棋聖=19)が豊島将之叡王(竜王との二冠=31)=同左=に挑む第6期叡王戦五番勝負第5局は、13日午前9時から東京・将棋会館で指される。第4局は豊島叡王が完勝し、両者2勝2敗で迎える最終局。藤井二冠が勝てば自身最多の三冠となり、1993年に羽生善治九段(50)が記録した22歳3カ月の最年少三冠記録を28年ぶりに更新する。豊島叡王が勝てば初防衛となる。

 藤井二冠は8月22日の第4局後、豊島叡王の挑戦を受けた第62期王位戦七番勝負第5局(同24、25日)に勝利。王位の初防衛に成功し、二冠を堅持した。同30日には第34期竜王戦挑戦者決定トーナメント第2局で永瀬拓矢王座(29)に勝利し、2連勝で豊島竜王への挑戦を決めた。これで豊島竜王とは今期3度目のタイトル戦で、初夏から続く両者の戦いは冬まで続く。竜王も獲得すれば年内四冠を達成する。

 叡王戦5番勝負は1日制で持ち時間各4時間。夜に終局見込み。

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