古市氏、西村大臣の一連施策「ある種、パワハラ体質」「どう喝すれば押さえ込めると」
社会学者の古市憲寿氏が15日、フジテレビ系「めざまし8」で、発言が波紋を呼んでいる西村康稔経済再生担当大臣について、「全体の発言含め、大臣としての素質がない方と思っちゃいますね」と厳しく断じた。
番組では西村大臣が14日の国会で、酒類提供停止に応じない飲食店の広告について、各媒体に何らかの対応を促すことを検討する考えを示したことを取り上げた。野党はメディアへの圧力に繋がりかねないと反発している。
古市氏は「西村さんの一連の施策って、ある意味、悪い意味で筋が通ってるんですよね」と、これまでの金融機関への働き掛け発言や、グルメサイトを使った施策などを挙げ「全部が、ある種パワハラ体質というか、上からどう喝したら押さえ込めるという施策の流れっていうものがある」と指摘した。
「だから、今回の件だけではなく、西村さんの全体の発言を含め大臣としての素質がない方と思っちゃいますね」と厳しく断じた。
さらに「まさに戦前の治安維持法じゃないですけど、恣意的に予防的に国民を束縛しようとするのは一番危険」とも訴えていた。