5月31日に甲状腺乳頭がんの手術を受けた落語家・立川談笑(55)が13日、東京・国立演芸場で独演会を行い、高座に復帰した。
万雷の拍手に迎えられた談笑は、のど元を抑えてポーズ。深々としたお辞儀を終えると「声が出ます!」と、よく通る第一声を響かせ、破顔した。マクラでは病気の経緯を詳しく説明。「しゃべれることがうれしい」と、2時間超の高座を元気にこなした。
終演後は「本当にしみじみ感激していましたね」と吐露。腫瘍は58ミリもあり、手術後に声を失ったり、かすれたりする可能性も低くなかったというだけに「ここまで出るとは思わなかったですね」と順調な回復を喜んだ。