文枝、コロナ自粛中は「愛の不時着」視聴 大阪府観光事業者支援キャンペーン大使就任

「大阪の人・関西の人いらっしゃい!」キャンペーン」を発表した(左から)松井一郎大阪市長、桂文枝、吉村洋文大阪府知事=大阪府公館
「大阪の人・関西の人いらっしゃい!」キャンペーン」を発表した(左から)松井一郎大阪市長、桂文枝、吉村洋文大阪府知事=大阪府公館
「大阪の人・関西の人いらっしゃい!」キャンペーン」を発表した(左から)松井一郎大阪市長、桂文枝、吉村洋文大阪府知事=大阪府公館
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 落語・桂文枝(76)が16日、大阪市内で行われた「大阪の人・関西の人いらっしゃい!キャンペーン」の発表会見に、吉村洋文大阪府知事(44)、松井一郎大阪市長(56)とともに出席した。

 文枝は、新型コロナウイルスの影響で厳しい経営状況が続く府内観光事業者を支援する同キャンペーンの大使に就任。コロナ禍もあって今年初の会見となった文枝は、3月4日に無観客の配信で行った300作目の創作落語について「あんな寂しい思いをした高座は初めて」と振り返った。

 そして、「(コロナで)どうなるかと思ったが、知事さん、市長さんに頑張っていただいた。大阪を守るには大阪の町が元気にならないと。最近、寂しかったのはフグのづぼらやがなくなること。通天閣の下にあって、大阪の象徴でもあるづぼらや。あの提灯がコロナのために消えるのは本当に寂しいこと。そういうことのないよう、大阪に人も来てもらって元通りになるのは時間がかかるが、私も一役買えるようなら頑張ってやらせていただきたい」と“大使”への決意を込めた。

 自粛中について聞かれ、「趣味の絵を書いたり、こういうときこそ今までの落語を聞いたり、作ったり、覚えたらいいんですけど、できんもんですね」と苦笑い。「結局、(韓国ドラマ)『愛の不時着』を見て、私自身も不時着した。(公演が)始まるという時期になって、やっといたら良かったなって。何となく家で過ごした感じ」と正直に明かした。

 また、コロナと共存せざるを得ない世の中に言及する中で、3月29日に新型コロナ感染で死去したタレントの志村けんさん(享年70)についても触れた。「同じ世界の志村けんさんがコロナで亡くなった。ああいう形で亡くなって、ちゃんと葬儀もできない。(周囲を含めて)寂しい思いをした」と話した。

 今後、文枝は19日から観客を入れて再開する大阪・なんばグランド花月の公演に出演する。「落語家で良かった。漫才なら(相方との間に)アクリル板を置かなあかん」と明かしつつ、「これまで満員でもお客さんがいてはるなという感じだったが、それがどれだけありがたいことかとつくづく思った。(3密回避で定員より)少なくするけど、来てくれるお客さんに感謝して、今まで以上に面白い落語を届けたい」と気合を入れた。

 なお、同キャンペーンは17日午後2時に専用申し込みサイトがオープン。府県域間の移動自粛が解除される19日からスタートする。府内宿泊施設が提供するキャンペーン対象プランを利用する宿泊客に1人1泊につき2500円分のキャッシュレスポイントが還元される(近畿2府4県在住者で1回につき2連泊まで。20万人限定)。

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