俳優・役所広司（６２）の主演映画「孤狼の血」が１２日、公開初日を迎え、都内と、作品の舞台・広島でイベントが行われた。

　暴力団同士の抗争に深入りする警察官の姿が描かれており、俳優生活４０年目を迎えた刑事役の役所は「ギリギリ体力がもったなという作品に、４０年目で出合えて幸せ」と笑顔を見せた。

　役所は、コンビを組む松坂桃李（２９）を絶賛しつつ、「松坂君に『４０年目のときいくつ？』って聞いたら６０歳だと。４０年目のときは全裸で仕事をしてるんでは」と、濡れ場の多い松坂主演作「娼年」を意識してニヤリ。松坂は「今回はそういう（激しい）シーンはないので」と苦笑した。

　なお、動員は初日から好調で、興収２０億円が見込めるスタートとなった。