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羽生竜王「さらに前進」 井山七冠「身に余る光栄」 仲良く国民栄誉賞授与式

 国民栄誉賞の盾を手に笑顔の羽生善治竜王(左)と井山裕太七冠=東京・ホテルニューオータニ(撮影・金田祐二)
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 昨年、将棋界で史上初の永世七冠を達成した羽生善治竜王(47)と、囲碁で初めて2度の全独占を果たした井山裕太七冠(28)の国民栄誉賞授与式が13日、首相官邸で行われ、安倍晋三首相(63)から表彰状と盾が贈られた。授与式後には都内のホテルで会見を行い、改めて受賞の喜びを語り、今後に向けてさらなる進化を遂げるという強い意欲を示した。

 囲碁・将棋界ともに初の受賞となった国民栄誉賞に、羽生竜王は「今まで表彰を受けるケースはかなりあった方だとは思うのですが、今日はちょっと緊張しました」とニッコリ。その上で「これを大きな励みとして、引き続き棋士として前向きに進んでいかなくてはいけないなという決意を新たにしました」と足元を見据えた。

 井山七冠も「身に余る光栄。棋士としてまだまだこれからですので、今後に期待していただいているという風に解釈しています」と謙虚に語った。

 伝統のある囲碁将棋界で、唯一無二の記録を達成しての初受賞。羽生竜王は「個人ということではなく、1つの世界としての大きな形をいただいたという風に認識しています」と、トップとして背負うものの大きさを口にした。

 また、「新しい人たちが出てくる可能性は、常に存在している。そういう人たちがたくさん出てくるということが、活気や歴史的な継続につながるんじゃないかと思っています」と将棋界に吹く新風にも期待。

 17日には藤井聡太五段(15)との公式戦初対局となる朝日杯オープン準決勝が控える。羽生竜王は「公式戦では初顔合わせですが、私自身も張り切って土曜日の対局を心待ちにしているところです」と“新旧天才対決”に意欲を見せた。

 もちろん、容易に新星の台頭を許すつもりはない。「以前から何となく、今日の日が終わったらちょっと一息つけるんじゃないかと思っていたんですが、まったくそういう感じではなくなってしまって」と、戦士に休息はない。「棋士になって30年以上の月日が流れていますけど、年代が上がっていっても残せるものはあると思っている。自分なりのできる限りの限界に挑戦していけたらいいなと思っています」と国民栄誉賞の誇りを胸に勝利するつもりだ。

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