俳優の菅田将暉（２４）と、シンガー・ソングライターの吉田拓郎（７０）が８日、ニッポン放送で４月から始まるラジオ新番組の発表会見に出席した。菅田が、父親が吉田の大ファンであることを明かし、吉田も「ご不幸な家族だな」と皮肉で返す軽妙なやり取りがあった。

　菅田は４月３日から「オールナイトニッポン」（月曜、深夜１時）を担当する。吉田は同局では約３年半ぶりのレギュラー番組となる「吉田拓郎　ラジオでナイト」（日曜、午後１１時３０分）を４月２日からスタートさせる。

　珍しい取り合わせの２ショット会見となり、２人の関係性についての質問が飛んだ。

　以前、トーク番組の「さんまのまんま」で、「人生を語らず」を披露したことについて尋ねられた菅田は「そもそもうちの父が大好きでして、ずっと家でギターで弾いて歌っている父で」と告白。１５年に明石家さんまの若かりし日々を描いた実話ドラマ「小岩青春物語～きみといた街角～」でさんま役を演じたが、「さんまさんが当時『人生を語らず』をすごく聴いていたという話を聞いたので、現場でさんまさんを演じる時、合間にずっと弾いて、歌って、何となくまだ僕が生まれてなかった時代の空気を知りたかった」と振り返った。

　「さんまのまんま」では、拓郎節を思い起こさせる堂に入った弾き語りを披露しており、司会の垣花正アナから話題を振られると、「吉田拓郎さんの声で覚えているので、そうなったんですかね。なんでそんな恥ずかしいことを聞くんですか」と照れながら語っていた。隣で聞いていた吉田は「お父様が吉田拓郎をよくお聞きになっていたという…。非常に不幸なご家族だなと」とポツリと語り、会見場を笑いに包んだ。