「米女子ゴルフ・ＨＳＢＣ女子世界選手権・第２日」（４日、セントーサＧＣ＝パー７２）

　米女子ツアーメンバーとしての初戦に臨む渋野日向子（２３）＝サントリー＝は４オーバー６０位から出て、３バーディー、１ボギーの７０で回り、通算２オーバーの４９位まで順位を上げた。

　前日は３パットが３度とグリーン上で苦しみ７６をたたいた。「昨日の悪かったところが修正できたわけではなかったけど、パッティングでも微妙な距離が入ってくれたりとかで、何とか１ボギーで済んだので内容としては良かった。微妙な距離もしっかり打つことができたので、何とか３パットもなく終われて良かった」と納得の表情で振り返った。

　日本時間午前１１時１８分にインからティーオフ。出だしの１０番から１３番まで４ホール連続パー。１４番パー４でバーディーを先行させると、１６番パー５でも第２打をグリーン手前まで運び、第３打をパターで寄せ、楽々バーディーを奪った。

　後半アウトは１番から７番まで７ホール連続でパー。８番パー５でこの日唯一のボギーをたたいたが、９番パー４でバウンスバック。バーディー締めで第３日以降につなげた。

　残り２日間に向けて「昨日の悪かったところを何とか今日、いいふうに持ってこられた。明日も今日のように我慢もしながら、伸ばすところで伸ばせるゴルフができたらいい」と明るい表情で前を向いた。

　他の日本勢は、古江彩佳と１７番パー３でホールインワンを達成した上田桃子が通算２アンダーで２６位、畑岡奈紗が１アンダーで３６位、笹生優花はイーブンパーの４３位となっている。首位は高真栄、梁熙英（ともに韓国）が通算８アンダーで並んでいる。