明大7大会ぶり日本一 早大SO服部&FB矢崎を封じ込めた徹底分析 SO伊藤「暇あればビデオ見て」連覇も見据える

 「ラグビー・全国大学選手権・決勝、明大22-10早大」(11日、MUFGスタジアム)

 明大(関東対抗戦1位)が早大(同3位)を22-10で下し、7大会ぶり14度目の優勝を果たした。帝京大と並んでいた優勝回数は単独2位となった。3点を追う前半19分にプロップ田代大介(3年)のトライで逆転するなど14-3で折り返した。後半もトライを奪い、PGも加えてリードを守った。早大は1トライに抑えられ、6大会ぶり17度目の頂点を逃した。両校が決勝で対戦するのは6大会ぶりで、4万3489人の観客が集まった。

 栄光の紫紺ジャージーが輝きを取り戻した。就任5年目で初の日本一に導いた神鳥裕之監督(51)が胴上げで3度舞った。「(高くて)怖かったです」と笑いを誘いつつ、「人生初めてなので気持ちよかった。選手たちに感謝」と感慨深げ。主将のCTB平翔太(4年)も人生初の胴上げに「自分も最初怖かった。意外と高く上がったので」と、頂点の高みをかみしめた。

 徹底した分析で早大を丸裸にした。相手司令塔のSO服部亮太(2年)、FB矢崎由高(3年)を徹底マークして封じ込めて主導権を握った。前半9分にPGで先制こそ許したものの、10分後に田代のトライで逆転。さらに、SO伊藤龍之介(3年)もトライで追随した。前半を14-3で折り返し、後半も1トライで突き放した。終盤にトライを許したが、守りきった。

 23歳以下の日本代表でも活躍している伊藤は“マージャン断ち”で引っ張った。3年ながらミーティングでも中心になって戦術を練る司令塔は、自室で先輩や同期とマージャンをするのが楽しみだったが、今季開幕後はそれを断った。「マージャンする暇があったらできるだけラグビーにと。1局が長いので。ミーティングも長くなり、暇があればたくさんビデオを見て分析して自主練して」。牌を読む頭脳を全てラグビーに注ぎ込み悲願成就。「終わったので(マージャンを)めっちゃやろうかな」とおどけた。

 不動の司令塔について、指揮官も「替えの効かない選手。チームリーダーが平(主将)ならゲームリーダーは彼。今後の成長が楽しみ」と最大級の期待を寄せる。松尾雄治を擁した70年代後半や90年代など、明大の黄金時代再来へのカギを握る21歳は「2連覇は難しくなると思うが、また一から頑張る」と高みを見据えた。

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