2連覇の天理大が不祥事わびる 小松監督「リーグ戦に出させてもらえるだけでもありがたいこと」、上ノ坊主将「勝っても、あまり喜ばずに次に向けて頑張る」

 「関西大学ラグビー、天理大47-15京産大」(30日、花園ラグビー場)

 全勝対決を制して関西2連覇を達成した天理大の小松節夫監督が、会見で不祥事を起こしたことについて自ら言及した。6月に部員2人が大麻取締法違反で逮捕され、ラグビー部が7月末まで活動停止処分を受けていた。同監督は「6月に不祥事を起こして、シーズンを戦えるのかどうか。なんとかリーグ戦に出させてもらえるだけでもありがたいことでした」と切り出した。

 後半ロスタイムに勝負を決定づける独走トライを挙げた主将のSO上ノ坊駿介(4年=石見智翠館)も「(チームが)不祥事を起こしてしまっているので、ラグビーができることに感謝しています。京産大さんに勝っても、あまり喜ばずに次の大学選手権に向けて頑張るという思いです」と真剣に語った。

 計7トライを奪う圧勝にも、小松監督は「京産大さんは長年のライバル。結果的に優勝はできましたけれども、我々はチャレンジャーとして体を張って大学選手権も戦っていく」と喜びを控えて、次の戦いを見据えた。

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