ラグビー 京産大が4連勝 同大に大苦戦も逆転勝ち 伊藤主将は危機感「ミスをいつまでも修正できていないのが今のチームの弱さ」

 前半、声を掛け合う京産大のメンバー
 前半、自陣から攻める紺とグレーのジャージーの同大
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 「関西大学ラグビー、京産大49-26同大」(26日、鶴見緑地球技場)

 2年ぶりの関西制覇を狙う京産大が、同志社大に大苦戦しながらも連勝を守った。序盤に2連続トライを許す展開で、一時は勝ち越しながらも後半に再びリードを許した。雨の影響もあってミスが多く、自慢のFW陣の破壊力も影を潜めた。

 後半20分にWTB小林修市(4年=京都成章)が同点とするトライを挙げ、SH高木誠治(3年=東福岡)が難しい角度のゴールを決めて28-26と逆転。その後は同大の足が止まり、連続トライで勝ち点5を得たものの、初の大学日本一を目指すには、あまりにもふがいない戦いぶりだった。

 元日本代表SOの広瀬佳司監督は「相手のプレッシャーに思うようなラグビーができなかった。常に追う展開になったのは苦しかった」と振り返った。京産大では珍しく一般入試からの入部で主将を任されるフランカーの伊藤森心(4年=松山聖陵)は「ミスを修正すると言いながら、いつまでも修正できていないのが今のチームの弱さ。重く受け止めて、必ず修正しないといけない」と危機感を募らせた。

 天理大、関学大と並ぶ4連勝だが、今年はまだ本来の力を出せていないのも事実。11月の直接対決までに課題を修正しなければ、目標の大学選手権優勝どころか、2年ぶりの関西制覇も難しくなる。

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