阿部一二三 中谷潤人から刺激「あれだけ殺気立った姿初めて見た」井上尚弥とのビッグマッチにも期待 世界選手権へ出発

 柔道男子66キロ級で、五輪2連覇の阿部一二三(パーク24)が9日、世界選手権(ブダペスト)に向けて羽田空港から出発した。日本男子単独最多5度目の制覇と、妹・詩(-パーク24)との4度目のアベックVがかかる。「コンディションはすごくいい。4月から試合(全日本選抜体重別選手権と全日本選手権)を積み重ねて、体のキレも出てきている。あとは自分の柔道を出すだけ。いつも通りです」と自然体を強調した。

 親友から刺激を受けた。前夜はバンタム級2団体統一を果たした中谷潤人(27)=M・T=と、西田凌佑(28)=六島=の激闘を観戦。中谷とは知人を通して知り合い、これまで国内の世界戦を多く現地観戦してきた。

 今回は自身の出発前日だったため、自宅からのテレビ観戦とはなったが、群雄割拠のバンタム級で日本人同士の統一戦には胸が熱くなった様子。阿部一は「(中谷の)いつもとは違う一面で、あれだけ殺気だった姿は初めて見た。同級生であれだけ活躍しているのはうれしいし、刺激になる。パワーをもらったので世界選手権も頑張りたい」と語った。

 中谷は来春に、井上尚弥(大橋)とのビッグマッチも計画されている。阿部一は「お互いに知っているので…何とも言えないですけど」としつつ、「スポーツ界は盛り上がっている。そういう部分ではいいのかな」と期待を寄せた。

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