総合格闘家の朝倉未来が社長を務める１分間最強を決める格闘技イベント「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ（ブレイキングダウン）」の第１６回大会（７月、大阪）に向けたオーディションの模様が８日、公開された。運営批判を繰り広げ、審査員をおりた“アウトローのカリスマ”瓜田純士が、運営に干されたとして出番がなくなっていた人物たちを引き連れて乱入。衝撃の大乱闘が繰り広げられた。

　瓜田は「ちょっと割って入るけどいい？なんかちょっとブレイキングダウンヤバい方向にいっちゃってるんじゃないの？乗っ取られちゃってんじゃないの？せっかく未来のチャンネルのコンテンツなのに。溝口に。お前いろいろ私物化してんじゃねえの」と、溝口勇児ＣＯＯのやり方に苦言を呈し、「不良達みたいなやつらがどんどんコントロールされてて、従順なやつらばっかりだよ。従順なやつらがどんどん活躍して、運営に媚び売れねえ奴らもいっぱいいるんだよ。そいつらにもチャンスを分けてやってほしいんだよ」と訴え、“自称最強ニート”森らが登場。森は外枦保尋斗に「人の女取りやがってよ。お前分かってるよな、俺の女って。証拠もあるんじゃ。お前みたいな裏でクズなことばっかりやってるやつが金稼いでよ、俺らが下なんじゃ」とつかみかかり、シャツをビリビリに破くなど、同時多発で乱闘が繰り広げられた。

　その後、瓜田は溝口氏への口撃を強めたが、溝口氏も「お前、筋とか義理とかいいながら、いつもその場の損得考えて立ち回ってるだけだろ」と反撃。「朝倉未来がそんな簡単に私物化されるようなヤツなのかよ。ＲＩＺＩＮ、格闘技に集中させてあげたい気持ちで頑張ってんだよ。それで私物化？別に俺だって、いつだって降りていいぞ、ＢＤなんて本当に。俺何もしがみついてないから。お前はしがみついてるけど、俺は何もしがみついてないから」とピシャリ。

　ＢＤに無断でＲＩＺＩＮ出場を決めて出禁になったとしぞうについて、瓜田が「お前のパワハラだろ」と主張したが、溝口氏は「契約違反してるだけだろ。シンプルに。契約違反をＯＫにしてたら興行なんて持たねえぞ」とバッサリ。「契約の１つや２つ破ったって、でもアイツいっぱい身体張ったよな、お前らのために。労いの言葉はねえのかよ」と瓜田は訴えたが、「２回連続で契約違反してるやつをＯＫにしてたら他の奴らに顔向けできねえだろがよ。少し考えろ」と指摘したが、瓜田は「お前が考えろ」と話すにとどまった。

　瓜田は朝倉に「ＢＤ終わっていくぞ、未来。このままじゃ」と訴えたが、朝倉は「でも自分たちで墓穴掘ってるやつらばっかりじゃん。ここに今出てるの」と指摘。「それで俺たちを使えというのはあまりにも自己中心的で。興行としてやっちゃいけない事をやった人は使えないのは分かりますよね？」と諭した。「でもこういう選手が居た方が盛り上がるのも分かってるので。お互いの意見が大事。バランスが大事。どっちかに寄ってもおかしくなっちゃうし。２人ともＢＤ愛が強いのは分かってるので」と、仲裁に入っていた。