斉藤立 術後経過は「順調」乱取り再開は5月予定 怪我をプラスに!20キロ大減量&自炊で五輪リベンジ準備着々
柔道男子100キロ超級で、昨夏のパリ五輪代表の斉藤立(JESグループ)が6日、男子代表合宿が行われている味の素ナショナルトレーニングセンターで取材に応じた。五輪後の精密検査で頸椎(けいつい)ヘルニアと診断され、昨年10月に首を手術。経過について「順調。(違和感は)大丈夫」と回復具合を明かした。
同12月から2月中旬までは、自宅に帰らず国立科学センター(JISS)に泊まり込んでリハビリを行い、約3週間前から打ち込みを再開。現在は「自分の弱いところを全体的にやっている」と首に加え、体幹を強化中だという。
運動量は増え、五輪時に170キロあった体重は、現在153キロまで減少した。150キロを目標にしており、「米を減らして、タンパク質を増やしている」と自炊にも挑戦。包丁さばきは「猫の手って感じです」と笑うが、得意料理はしょうが焼き、ぶり大根、カレイの煮付けとレパートリーは多い。リベンジのかかる28年ロサンゼルス五輪に向け、食事の面からも体作りに励んでいる。
このまま順調に回復すれば、乱取りは5月中旬に再開予定で、11月の講道館杯での実戦復帰を目指していく。8日には23歳を迎える斉藤。夢舞台へ向けて「3年はあっという間。長い人生でたった3年間ぐらいは自分の全てをささげないと、と思う。一日一日で良い積み重ねができるように過ごしていきたい」と決意を込めた。




