左ふくらはぎ重傷か阪神・石井 WBC絶望的 藤川監督「もし行けなくなったら『神様がやめとけ』と」担架と車いすで宿舎へ

 「阪神紅白戦、白組1-4紅組」(11日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)

 阪神・石井大智投手(28)が11日、紅白戦で左ふくらはぎ付近を痛めて負傷降板。チーム宿舎のホテルで治療した。右腕は3月に開催されるWBCの日本代表に選出されていたが、出場は絶望的となった。また、代表入りしていた西武の平良海馬投手(26)が「左ふくらはぎの肉離れ」で出場辞退を発表。連覇を狙う侍ジャパンの中継ぎ右腕に、相次いで故障者が出る緊急事態が起きている。

 一瞬、何が起きたのか分からなかった。ホームベースの後ろで座り込む石井の姿に、宜野座のスタンドがざわつく。右腕はそのまま倒れ込むと、自力で立ち上がることができず。球場が騒然とする中、担架でグラウンドから運び出された。

 悲劇が起こったのは三回だ。この回から登板した右腕は無死一、二塁のピンチを招くと、前川に右前打を許す。ホームのカバーに走って向かうと、突如膝に手をつき、倒れた。慌てて駆けつけたコーチ、トレーナーが担架を要求。球場が騒然とする中、顔を覆いながらベンチ裏へと下がった。

 その後、左ふくらはぎは包帯でぐるぐる巻き。車いすに乗ると、険しい表情でチーム宿舎のホテルに戻り、トレーナーの治療を受けた。重傷であることに間違いはない。これで開幕まで1カ月を切った3月のWBC出場は絶望的となった。

 まさかのアクシデントに、藤川監督は心配そうに口を開いた。「(報告は)まだです」。長期離脱になると、日本にとってもだが、チームのセットアッパーとしても大きな痛手になる。それでも「もし故障で(WBCに)行けなくなったとしたら『神様がやめとけ』と言ってくれていることでしょう。前向きに捉えると思います」と指揮官は悲観しなかった。

 侍ジャパンに開幕前から試練が訪れている。この日、同じく代表に選出されていた西武の平良がケガで代表を辞退。代わって楽天の藤平が招集された。このまま石井が辞退となれば、中継ぎ右腕では2人目となる。

 ソフトバンクの守護神・杉山といった頼もしい投手が予備登録メンバーに控えるが、井端監督の構想は確実に崩された。連覇を目指す日本に、暗雲が垂れ込めている。

 また、不死鳥のごとく戻ってこられるか。昨季は6月の交流戦で頭部に打球を受け「脳振とう」で離脱。命さえ脅かされるケガだったが、約1カ月でスピード復帰を果たすと、そこからは大車輪の活躍。NPB新記録となる50試合連続無失点を樹立するなど、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。どんな逆境に立たされても強い心を持って立ち向かうのが石井。元気な姿での復活が待たれる。

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