「誤審五輪だ」韓国でブーイングの嵐

 ロンドン五輪に出場した韓国の看板選手らが「釈然としない判定」で敗退する事態が相次ぎ、韓国内でブーイングが湧き起こっている。各メディアは「不利な判定が集中している」と非難。「誤審オリンピックだ」(東亜日報)などと不信感をあらわにした。

 中央日報は、韓国の「スポーツ外交力が劣っているため」と分析。体操男子団体総合で日本が抗議の結果、4位から銀メダルに順位が上がった例を挙げ「国際スポーツ界での発言権や政治力を向上すべきだ」と論じた。

 問題になっている事例は三つあり、最も議論を呼んでいるのがフェンシング女子エペ個人の準決勝。韓国の申アラムは延長の残り1秒から決勝点を奪われ敗れた。

 韓国側は「時間を過ぎてからの得点だ」と主張。申もピスト(舞台)に座り込んで抗議したが判定は覆らず、韓国メディアは「4年(ごとの五輪)より長い1秒」と皮肉った。

 柔道男子66キロ級準々決勝で海老沼匡と対戦し、旗判定のやり直しで一転、敗退したチョ準好の試合については、朝鮮日報が「あきれた判定」と報道。予選でフライング失格になったが、その後処分が覆り銀メダルを獲得した男子400メートル自由形の朴泰桓のケースでは「誤審のショックがなければ金メダルだったかもしれない」などの指摘が相次いだ。

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