田中希実、5000Mで日本人トップも「遅いと思います」

 レースを終えた田中希実
 女子5000メートルで日本人トップの6位に入った田中希実(中央)
 女子5000メートルで日本人トップの6位に入った田中希実
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 「陸上・金栗記念」(9日、えがお健康スタジアム)

 女子5000メートルは、東京五輪の1500メートルで8位入賞した田中希実(22)=豊田自動織機=が社会人初レースに臨み、15分26秒53で日本人トップの6位となった。

 ラスト1周で猛スパートをかけ、日本人トップでゴールしても、田中の表情は険しかった。「遅いと思います」。自己ベストの14分59秒93は遠く、「気持ちのいいペースを見付けられなかった。今日は1人で走っても、みんなで走ってもしっくりこなかった」と肩を落とした。

 今月1日に豊田自動織機に入社したばかり。社会人初レースに向けては、「この1週間バタバタしてた。点の練習が線にならなかった」と振り返る。今後について問われると、「(今年は)世界陸上やアジア大会がある。今のままではどの種目も(出場)権利が取れないと思う。そのあたりの目標は今は言えない」と厳しく自己評価した。

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