池江璃花子 挑戦者として「全力で楽しみたい」リレーで五輪代表入りの可能性も
「競泳・日本選手権」(3日開幕、東京アクアティクスセンター)
東京五輪代表選考を兼ねた競泳の日本選手権が3日、本番会場の東京アクアティクスセンターで開幕する。2日は同会場で公式練習が行われ、白血病からの完全復活を目指す女子の池江璃花子(20)=ルネサンス=は「チャレンジャーという気持ちで、全力で楽しみたい」と語った。また非五輪種目ながら50メートルバタフライでの優勝を掲げた。16年リオ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(26)=ブリヂストン=は、同種目の出場を取りやめた経緯を語り、まずは東京五輪出場権獲得を誓った。
4年に1度の戦いがいよいよ幕を開ける。独特の雰囲気を肌で感じながらも、どこかあっけらかんとした様子で池江は断言した。
「他の選手は『五輪選考会』というプレッシャーや重圧があると思うけど、私の中では『日本選手権』に出場することの方が大きい。気持ち的にはラクに楽しめると思う」
早速3日の100メートルバタフライ予選から登場予定。勝ち進めば最大11レースに出場するため体力面の不安はもちろんある。それでも「どういう結果に転ぶか分からないけど、全力でレースを楽しみたい」と4種目に登録した意図を明かした。
中でも「1番色んな意味で楽しみ」というのが400メートルリレーの代表選考も兼ねた100メートル自由形。1月の北島康介杯で記録した復帰後ベスト55秒35はエントリー選手中11番手だが「どこまで自分が上げられるのか、楽しみがものすごく大きい」。トップ選手とのガチンコ勝負に加わる自信は十分。上位4人以内に食い込めば、リレーで東京五輪代表入りの可能性も見える。
また非五輪種目ながら「50メートルバタフライは優勝を目指す」と断言。「選手は結果を残すことが1番大事。今の私は結果が全てではないかもしれないけど、アスリートとして結果も重視して泳ぎたい」と闘志を燃やした。
もちろん緊張も重圧もゼロではないが、状態は「万全」と池江。「チャレンジャーという気持ちで、全力で楽しみたい」。東京五輪出場権と日本一を懸けた勝負の場、3年ぶりの日本選手権。アスリート池江璃花子がレースの一瞬一瞬を「楽しみ」尽くした先に待つ結末は、もはや誰にも想像できない。



