ネット悪口訴えたDeNA井納は「ファーストペンギン」テレ朝玉川氏が評価

 テレビ朝日の玉川徹氏が29日、同局の「羽鳥慎一モーニングショー」で、一部週刊誌で報じられたDeNAの井納翔一投手がネットに妻の悪口を書いた20代女性会社員を訴えたニュースに触れ、自身にも「アホの玉川」「このカス野郎」などの悪口がネットに書かれていることを明かし、井納の行動を「ファーストペンギン」と評価した。

 番組では、一部週刊誌に報じられた井納がネットに妻の悪口を書いた一般女性を訴えたニュースを特集。匿名にも関わらず、弁護士に依頼し悪口を書いた人間を特定したことや、訴えても井納への金銭的な利益はほとんどないこと、どんな言葉が訴えられるのかなどを専門家を招き意見を聞いた。

 井納の場合、妻に対し「そりゃこのブスが嫁ならキャバクラ行くわ」などとつぶやいた女性に対し、200万の支払いを求める裁判を起こしたとされているが、玉川氏は自身がネットで書かれた悪口を実際に公表。「アホの玉川」「頭がイカれている」「このカス野郎」などのコメントに対し、住田裕子弁護士や専門家が「アホ」「カス」などが実際に訴えられるものなのかを解説した。

 住田弁護士は、最近ネットの影響力が高まっていることから「信用性は低いが、これからは(裁判で)取り上げられる可能性もある」と指摘。これに玉川氏も「(裁判を)やってみるか」とコメント。

 そして「僕以外の有名人だって嫌な思いをしている人はいっぱいいる。ただ(裁判を)やっていないだけ。井納さんのようなファーストペンギンが出て、次々と(後に続く人が)出て来ると、こんなケースが認められると広まっていって、そういう所からしか変わらないのでは」と意見。ファーストペンギンとは、危険があるかもしれない海に、群れの最初に飛び込むペンギンのことで、勇気のある挑戦者を現す言葉として使われる。

 羽鳥慎一アナも「今回の井納さんのケースはお金ではなくて、時代の変化に警鐘を鳴らす、こういうこともあると井納さんが行動で示した」と評価した。

 玉川氏は更に「井納さんは有名かも知れないが、奥さんだもん。なんでこんなこと言われないとと傷ついたのは想像に難くない。愛する奥さんに対し許せないと思うのは何もおかしくない」と井納の行動に理解を見せていた。

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