五輪マラソン代表・前田穂南 熱戦3位…目標届かず反省も前向き「受け止めて次に」

 「陸上・全日本実業団対抗選手権」(18日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)

 女子1万メートルで、東京五輪マラソン代表の前田穂南(24)=天満屋=は32分08秒06で3位、同代表の一山麻緒(23)=ワコール=は32分20秒58で4位だった。優勝は鍋島莉奈(26)=日本郵政グループ=で32分3秒40、2位は松田瑞生(ダイハツ)で32分6秒46だった。

 暑さで名をとどろかせる熊谷で、前田が熱い戦いを繰り広げた。気温約30度の中、実現した東京五輪女子マラソン代表対決。ライバルと何度も先頭争いを繰り広げ、最後は鍋島、松田に競り負けて3位。目標にしていた自己ベストに30秒以上及ばず「ペースが思うように上がらなかった」と反省した。

 今後は、10月17日にポーランド・グディーニャで開催される世界ハーフマラソン選手権に出場する予定だった。新型コロナウイルスの影響で選手団の派遣が見送られたものの「受け止めて次に向けてやっていく」と、気持ちはぶれていない。

 五輪代表を決めたマラソングランドチャンピオンシップから一年。東京大会延期も「強化できる期間。プラスとして臨んでいく」と捉える。期待の逸材はあくまでも前向きに1年後をにらんでいる。

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