ジャンプ女子高梨沙羅、地元で圧巻V

 「スキージャンプ・宮様大会国際競技会・第1日」(4日、札幌市宮の森ジャンプ競技場)

 ジャンプのノーマルヒル(HS100メートル、K点90メートル)女子はW杯で2季ぶり3度目の個人総合優勝を果たした高梨沙羅(19)=クラレ=が248・0点で優勝した。1回目に94・5メートルでトップに立ち、2回目は最長不倒の95メートルを飛んだ。成年男子は小林潤志郎(雪印メグミルク)が99メートル、94・5メートルの258・0点で勝った。

 高梨が地元の北海道で他の選手を寄せ付けない貫禄の飛躍で凱旋Vを飾った。1回目はK点を4・5メートル越えた。2回目も小雪と風でライバルたちが90メートルにも届かない中、95メートルまで飛距離を伸ばした。「1本目のリカバリーが今季はできている」と話すように、W杯17戦で14勝を挙げた抜群の安定感を見せつけた。6日に札幌市大倉山で行われるラージヒルが今季最終戦となる予定で、「自分の満足のいく内容で締めくくれたら」と意気込んだ。

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