「平昌五輪・スキージャンプ男子ラージヒル・決勝」（１７日、アルペンシア・ジャンプセンター）

　８大会連続五輪出場の葛西紀明（４５）＝土屋ホーム＝は１２１メートルで１０７・９ポイントで３３位、３０位以内に入れず２回目に進めなかった。

　レジェンドも自然の力に勝てなかった。「しょうがない。風の当たり外れがあるのはわかっていた。当たらなければこういう結果になる。諦めはつく」とＪＯＣを通じてコメントした。

　ソチ五輪個人ラージヒル銀メダルを獲得したときは独身だった。初めてラージヒルの飛行を夫人と娘の家族が見守った。家族を味方につけたが、風を味方につけることができなかった。

　８度目の五輪、最後は団体が残っている。「試合が続く中で明日休んで団体に出るのが１番良かったが、しかし、こういう結果になってそうもいかないだろう。明日飛んで試合に出ることになると思う」。レジェンドは最後まで諦めることはない。