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葛西「ちくしょー」無念2回目進めず 団体メンバー入りも微妙な情勢に

 男子ラージヒルの1回目の飛躍を終え、小林陵侑(右)と話す葛西紀明(共同)
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 「平昌五輪・スキージャンプ男子ラージヒル・決勝」(17日、アルペンシア・ジャンプセンター)

 男子ラージヒル(ヒルサイズ=HS142メートル)が行われ、ソチ冬季五輪銀メダルの葛西紀明(45)=土屋ホーム=は1回目で121メートル、107・9点の33位にとどまり、上位30人による2回目に進めなかった。小林陵侑(21)=土屋ホーム=が135・5メートル、128メートルの合計258・0点で日本勢トップの10位だった。竹内択(30)=北野建設=は22位、小林潤志郎(26)=雪印メグミルク=は24位。カミル・ストッフ(ポーランド)が2連覇した。

 平昌の風は“レジェンド”に厳しい。ソチ五輪で銀メダルを獲得した得意のラージヒルで、大ジャンプを目指した葛西だったが、気まぐれな風を味方につけられず、失速。121メートルに終わり、2回目に進めず。悔しさから「ちくしょー」とつぶやいて取材エリアを通り過ぎ、後に選手団の広報を通じて「しょうがない。風の当たり外れがあるのは分かっていた。当たらないとこういう結果になる。諦めはつく」とコメントした。

 夢がかなった試合だった。ソチ五輪後に結婚した妻の怜奈さん(33)と、16年1月に誕生し、2歳になったばかりの長女の璃乃ちゃんが五輪を初観戦。スタンドからパパのジャンプを見守った。来る前から「明日から寒いの?寒かったらすぐに帰らせようかな」と、父の顔を見せていた“レジェンド”。寒空の下で声援を送ってくれた妻子にいいところを見せたかったが、無念の結果となってしまった。

 これが平昌での最後のジャンプとなる可能性も出てきた。日本勢で唯一2回目に進めず、19日のラージヒル団体のメンバー入りは微妙な情勢に。「明日は休んで団体戦に出るのが一番良かったけど、こういう結果になって、そうはいかない」と、18日の公式練習でのアピールが必要となった。冬季五輪史上最多8度目の五輪で、選手団の旗手という大役も務める45歳は、逆襲のビッグジャンプを見せられるか。

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