広島・二俣 適時三塁打含む2安打 今季初スタメンに応えた 11年ぶりDeNA戦開幕4連敗で5位転落 苦境の中で光
「広島2-7DeNA」(18日、マツダスタジアム)
広島がDeNAに連敗し、5位に転落した。借金4は今季ワーストを更新。同戦の開幕4連敗は15年以来、11年ぶりの屈辱となった。完敗の中で今季初スタメンの二俣翔一内野手(23)が意地を見せた。適時三塁打を含む2安打1打点の活躍で、数少ない見せ場を演出。暗いトンネル脱出へ、若鯉がチームに勢いをもたらす。
つかんだチャンスを逃すわけにはいかない。重苦しい空気が漂う本拠地で、二俣が希望の星となった。今季16試合目にして巡ってきた初スタメンの機会。「外野は試合前の練習でもやっているので、そのまま(違和感なく)試合に入れたかなと思います」と高い集中力で期待に応えた。
開幕からスタメンに名を連ねていた中村奨に代わり、「8番・右翼」で出場。7点を追う七回に見せ場をつくった。1死一塁でマルセリーノと対峙(たいじ)。「球種が少ない投手。スコアラーさんも『アバウトにくる』と言っていたので、甘い球をしっかり一発で仕留めようと思っていました」と、カウント2-1から150キロの直球を捉えると打球は右中間を破った。一走・坂倉が生還すると、二俣も三塁へ。チーム唯一の適時打に、マツダはこの日一番の盛り上がりを見せた。
九回1死一塁では、フォークが武器の堀岡に対し、フルカウントから変化球を片手で拾って中前へ。「打席の中で目線を上げて低めに反応しないように構えられたことがよかった」と、納得の内容で2安打目をマーク。少ない打席数ながら6打数3安打、打率・500と結果を残している。
昨秋から捕手に再挑戦。今シーズンはまだマスクをかぶっていないが、投手以外の全ポジションを守れるスーパーユーティリティーとしてチームを支えている。試合前練習では各ポジションの勘を鈍らせないように、自身でポジションを考えて守備位置へ。「どこで出場してもプレーの質を落としてはいけいない」と、自身の役割を心得る。
新井監督はスタメン起用の背景について「豊橋(14日・中日戦)でいいヒットを打っていたし、練習を見てもよく振れている」と状態の良さに期待を寄せたと説明。「2本ともいいヒットだった」と合格点を与えた。
チームは連敗を喫し、5位に転落。借金は今季ワーストの4に膨らんだ。DeNA戦は昨季から7連敗。試合終盤は席を立つ鯉党の姿も多くあった。「8番という打順は次がピッチャーなので、なんとか自分がランナーをかえせるようにしていきたい」と二俣。苦境に立たされているチームにおいて、背番号99が一筋の光となる。
