【安仁屋宗八氏の眼】広島左腕・辻は「中継ぎでやっていくのがいいんじゃないか」 斉藤汰も面白い存在
「オープン戦、広島2-3中日」(7日、マツダスタジアム)
広島はドラフト2位・斉藤汰直(たいち)投手(22)=亜大=がマツダスタジアムで初登板し、1回を三者凡退に封じる好投を見せた。デイリースポーツ評論家の安仁屋宗八氏は、3番手で投げた左腕の辻大雅投手が「目についた」と高評価。リリーフ陣の一角に加わるとみた。
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先発の森はいつもの投球じゃなかった。ストレートは最速145キロ止まりで、球威がなかったし、制球も良くなかった。変化球も抜けたり、引っかけたりする球が目立ち、四球を簡単に出してしまった。この内容では開幕ローテ入りは厳しい。先発の機会はまだ1、2回あると思うので、しっかり修正してほしい。
目についたのが3番手で投げた左腕の辻。球にキレがあり、真っすぐも150キロ近く出ていた。連続見逃し三振を奪った後の2死から四球を出したけど、これもカウント3-2から、右打者の鵜飼の内角をズバッと突いたもの。ボールにはなったが、ストライクと判定されてもおかしくないほどの際どい球だった。走者を背負っても、一塁けん制で鵜飼をおびき出してアウトにするなど、とても落ち着いていた。
一時は先発転向という話もあったが、コントロールもいいし、三振も取れるので、このまま中継ぎでやっていくのがいいんじゃないかな。楽しみのある投手だ。
ルーキーの斉藤汰も面白い存在。ストレートも良かったし、思い切り腕を振って投げていた。最後、追い込んでからフォークで奪った空振り三振も見事だった。
打者ではモンテロがバックスクリーンへのホームランを含む2安打。調子を上げてきているし、何よりも持ち味の長打が出たのが良かった。





