広島・新井兄弟がNPB史上初の1軍首脳タッグ 良太2軍コーチが1軍へ配置転換 兄・貴浩監督と共闘
広島は4日、2026年度のコーチングスタッフを発表した。今季まで2軍打撃コーチを務めてきた新井良太コーチ(42)が1軍打撃コーチに配置転換される。兄・新井貴浩監督(48)と、NPB史上初の兄弟での1軍監督&1軍コーチ(1950年の2リーグ分立後)となった。世代交代を推し進め、低迷打破を目指す。
変革期にあるカープが大幅な“内閣改造”を行った。4年目となる来季の新井政権は1人の新任コーチを迎え、9人の役職を変更して迎えることになる。1軍打撃部門は朝山、小窪両コーチが異動となり、代わりに今季まで2軍で打撃コーチを務めていた福地、新井良の両コーチが昇格することになった。
注目を集めるのは、新井良コーチだろう。兄である新井監督がチームを指揮する中での1軍配置転換となった。23年の新井政権誕生とともにカープのコーチに就任。そこから3年間、2軍で打撃コーチを務めてきた。
同じチームの1軍首脳陣に兄弟で名を連ねるのは、2リーグ分立後ではNPB史上初。来季はこれまで以上に近いポジションから監督である兄をサポートしていく。
新井良コーチは10月のフェニックス・リーグに帯同。1日から始まった秋季キャンプにも参加して、鍛錬の日々を送る若手選手たちに指導を継続している。2軍から1軍に指導する場所が変わり、「選手をサポートするのは変わらないけど、アプローチの仕方というのは変わっていくと思う」と先を見据えた。
これまでは育成主体のファームで指導してきたが、1軍では今まで以上に結果が求められる。阪神でのコーチ時代には20年から3年間、矢野監督の下で1軍打撃コーチを務めた経験もある。「チームが勝つためにどういう野球をしていくのかをより明確に伝えていって、そういう環境をつくることが大事だと思う」と、1軍コーチとしての心構えを語った。
チームは若返りを図っており、今キャンプでは育成する選手に優先順位をつけて、限りある人力と時間を集中投資している。新井良コーチは「若い選手がどういう感じなのかは分かっている」と語る。今季までファームにいて、若手たちの長所と課題は熟知。その情報を1軍の現場でも生かせることは大きなメリットだろう。
新井監督は福地、新井良の両コーチについて、「若い選手を3年間見ているので選手の性格や特性、分かっていることもたくさんあると思う。また来年から1軍ということで心機一転、頑張ってもらいたいし、期待している」と信頼を寄せた。新たな指導体制で2年連続Bクラスからの巻き返しへの準備を進めていく。





