広島は完敗 先発・森は4回6安打3失点で黒星、打線は好機であと一打が出ず

 1回、佐藤輝に先制2ランを許す森(撮影・山口登)
 8回、空振り三振に倒れベンチに戻る小園(中央)=撮影・山口登
 3回、空振り三振に倒れた二俣(99)を見つめる新井監督(左から3人目)=撮影・中田匡峻
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 「阪神8-1広島」(20日、甲子園球場)

 広島は投打で見せ場なく、阪神に完敗。同一カード3連勝はならなかった。

 プロ初先発となった阪神のドラフト1位・伊原に苦戦した。三回は連打で無死一、三塁の好機をつくるも、後続が凡退。四回は末包と中村奨の安打で2死一、二塁と攻めるも菊池が見逃し三振に倒れ、あと一本が出なかった。

 先発・森は初回2死二塁で佐藤輝に先制2ランを被弾。高め直球をバックスクリーン左に運ばれ、出はなをくじかれた。三回は2死二塁で再び佐藤輝に右翼への適時二塁打。3点目を献上すると、打順が巡った五回に代打を送られて4回6安打3失点で降板した。

 白星なら球団左腕初の開幕から4戦4勝だった中、三者凡退のイニングを一度もつくれず。悔しい62球となった。なお、広島の先発投手が五回未満でマウンドを降りたのは今季初。2番手・鈴木は五回に佐藤輝に3ランを被弾し、試合の流れを引き戻せなかった。

 八回には新人の岡本が坂本への頭部死球で危険球退場。その後、2点を追加された。

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