広島ドラ2・高は〝負けない男〟 「テンポを意識」で大学通算12勝0敗!プロでも不敗神話継続目指す

 広島からドラフト2位で指名された高太一投手(22)=大商大=が7日、東大阪市の同大で白武スカウト部長らから指名あいさつを受けた。MAX151キロの速球が武器の左腕。大学通算12勝0敗という“負けない男”はプロでも不敗の継続を誓っていた。

 ドラフト2位・高は“負けない男”だった。「公式戦、全国大会も含めて負けていません」。大商大ではリーグ戦29試合に登板し12勝0敗。大学選手権や神宮大会でも勝利投手になっているが黒星は一つもない。

 ただ、強運だったわけではない。

 「テンポよくストライクを取っていく投球が持ち味なので。味方の打撃に影響を与えればいいと思ってテンポを意識しています」

 MAX151キロ。左腕から繰り出される角度のある直球が最大の武器。多彩な変化球も含めてストライク先行の投球を心がける。

 もう一つはメンタル。大学4年間で一番鍛えられたと胸を張る。

 「メンタルだけは(同学年の)ロッテ・佐々木朗にもオリックス・宮城にも負けないところだと思っています。甲子園の大観衆でも大丈夫です」

 担当の鞘師スカウトは「何より将来性に期待しています」と即戦力としてだけでなく、伸びしろに大きな期待を寄せる。

 プロ入りに向けて高は「勝てばなんでもいい。勝つ投球、負けない投球を意識してやっていこうと思います」と力強く言い切った。

 初旬に行われた関西選手権では左足首の捻挫で欠場。現在は15日の神宮大会初戦に向けて急ピッチで調整している。このまま不敗神話を引っさげカープの一員となるつもりだ。

 ★高太一(たか・たいち)アラカルト★

 ☆生まれ…2001年7月26日生まれ、22歳。愛媛県新居浜市出身。

 ☆球歴…小2のとき船木パイレーツで野球を始め、中学は今治中央ボーイズでプレー。広陵では3年春にセンバツ出場、東邦戦の八回途中から登板。大商大では3年秋にベストナイン。全日本大学選手権は3、4年時、明治神宮大会は3年時に出場。

 ☆球種…ストレート、カーブ、スライダー、チェンジアップ、フォーク。MAX151キロ。

 ☆サイズ…180センチ、80キロ。

 ☆身体能力…50メートル走6秒5、遠投100メートル。

 ☆家族構成…父(55)、母(48)、弟(18)。

 ☆好きな芸能人…TWICEのミナ。

 ☆好きな食べ物…オムライス。

 ☆血液型…O

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