「広島４－７ＤｅＮＡ」（１２日、マツダスタジアム）

　広島・秋山翔吾外野手（３４）が「３番・右翼」で先発出場し、本拠地デビューを果たした。この日は初の４打席４三振に倒れたものの、地元ファンから温かく大きな拍手が注がれた。

　試合後は「年数やキャリアを重ねてきた中で見た（この日のマツダスタジアムの）景色は、おそらく忘れることはないと思う。ファンの方たちはすごく温かく応援してくださった」と感謝の気持ちを言葉に乗せた。

　４三振は見逃しが３度、空振りが１度。全ての打席で左腕と対戦した。厳しいコースを攻められた打席もあったが「カウント球で打てるボールもあったかもしれない。もうちょっと、早めに仕掛けなきゃいけなかったという反省はあります」と冷静に分析した。

　新天地での本拠地デビュー。送られた熱視線は、期待度の高さを物語る。「今まで色んな経験をしてきましたが、また一つここでまた野球をやって、このファンの人たちを喜ばせるプレーをどんどんしていきたいな、と思うような瞬間だった」と秋山。次戦こそ、ファンを笑顔にする快音を響かせていく。