広島・遠藤 4回無失点も…佐々岡監督は奮起求める
「広島紅白戦、白組0-10紅組」(25日、コザしんきんスタジアム)
完璧な投球ではなかった。それでも高い修正力を示した。広島の遠藤淳志投手(21)が紅白戦に先発し、4回2安打無失点と力投した。最速は145キロを計測し、「低めに強い伸びのある真っすぐを投げられた。求めているものが形として出たのは良かった」と直球に一定の手応えをつかんだ。
しかし、佐々岡監督は厳しい表情だった。初回、先頭の野間に右前打を浴び、菊池涼に四球。無死一、二塁から会沢がマウンドに駆け寄ったことで落ち着きを取り戻したが、立ち上がりに課題を残した。
指揮官は「最初からできるようにしないといけない。まだ、先発入りが決まった訳ではない。最後まで競争してもらう」とさらなる奮起を求めた。