【野球】広島・薮田、モデルの妻から学んだプロ意識

 「いつも球場を真っ赤に染めていただいて、ありがとうございます!今の結果に満足せず、もっともっと上を目指して頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!」。8日・ヤクルト戦の試合後のヒーローインタビュー。この夜、8勝目を挙げた薮田はキリリとした顔つきで、大きな声を張り上げた。力強くて頼もしい言葉に、敵地に駆けつけたファンは拍手喝采を送っていた。

 今カープで最も旬な男だろう。どろ~んと落ちる“お化けツーシーム”が最大の武器。前半戦は28試合に登板し、8勝1敗、防御率2・25。交流戦からの先発転向後は5戦5勝、防御率1・64と圧巻の成績だ。その奮闘ぶりが評価され初の球宴出場が決まった。

 記者会見では「本当にうれしいし、光栄に思います。球界を代表する選手が出てくる場なので、一つでも勉強できればと思って臨みたい」と喜びを語り、対戦したい選手に同郷出身のソフトバンク・柳田の名前を挙げた。

 6月13日、オリックスのエース金子千尋に投げ勝った試合後、好調の秘訣(ひけつ)を聞かれると、「奥さんのおかげだと思います!」と堂々と言った。今年5月に亜大の1年先輩でモデルのkarunaと結婚。春から広島で一緒に暮らし始め、何よりも食生活が改善された。例えばブランチの卒業だ。これまで朝と昼の食事が一緒になりがちだったが、今では朝食からしっかり取る。好物はあま~い「フレンチトースト」だという。体調に合わせて、食事メニューもリクエスト。暑くて食欲が落ちた時はあっさりの「塩ラーメン」。愛妻のおかげで体重も増えて、直球の最速は156キロまで伸びた。

 食事の面だけではない。モデルとして活躍する妻から「プロの心得」も学んだという。

 「人に好かれる選手になってほしいと言われています。チームメートを含めて、応援される選手になっていかないといけない。自分もそう思う。身近にそう言ってくれる人がいてありがたいです」

 冒頭のヒーローインタビューでの受け答えも、プロ意識の高さの表れだろう。モデルも野球選手も人気商売。仲間やスタッフ、そしてファンの力に支えられている。14日からは球宴。全国の野球ファンに薮田の名前をアピールするチャンスだ。

 ◆karuna(カルナ)1991年5月20日生まれ、25歳。東京都出身。CMや広告を中心にモデルとして活躍中。旭化成プロダクツ「サランラップ」のCM「キモチが伝わる」に出演。身長164センチ。(デイリースポーツ・杉原史恭)

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