広島のドラフト１位・森下暢仁投手（２２）＝明大＝が２４日、２３歳での初白星に意欲を示した。２５日が誕生日で２８日の阪神戦（マツダスタジアム）に先発予定。好相性の虎狩りで６勝目をつかみ取る。

　うだるような暑さに包まれたマツダスタジアムで、森下は精力的に外野を走った。阪神戦は今季３戦３勝。「やっぱり勝たないといけないという気持ちは自分も変わらない。試合の流れだったり、そういうところで自分のペース、リズムで投げられるように」と引き続き“虎キラー”ぶりを発揮する構えだ。

　自身の投球リズムを崩されないためには、まず１番・近本を出塁させないことがカギになる。たとえ走者を背負ったとしても「ゼロで帰るという気持ちで」と冷静に試合状況をイメージしている。攻撃陣に流れを呼び込むためにも「テンポ良くやっていきたい」と自身の役割を全うする。

　２３歳の幕開けを前に「しっかりとしたシーズンにしたいと思いますし『いい１年だったな』と思えるような年にしたいですね」と意気込み、少しだけ白い歯を見せた。現在チームトップタイの５勝で、８月は自身３連勝中。得意の虎狩りで月間４勝を目指す。