新井&石原が同点&勝ち越し打

 「広島4-2中日」(10日、マツダスタジアム)

 広島が、ベテランコンビの活躍で中日を下した。逆転された直後の八回、1死一塁から新井貴浩内野手が同点二塁打を放つと、2死満塁から石原慶幸捕手が、勝ち越しの2点タイムリー。中日の勢いを止めた。

 殊勲の同点打に、新井は「前の2打席は得点圏で凡退した。クソっと思いながら打席に入った。負けられないし、ジョンソンも見殺しにしたくない。すごく気合が入っていた」と説明。試合後は疲れ切った表情で、勝利にホッと一息ついた。

 新井の背中に押された石原は「新井さんが打って、みんなが作ってくれたチャンス。ジョンソンにも勝ちがつく場面。何としても打ちたかった」と、決勝打にも厳しい表情のまま振り返った。残り20試合。首位阪神とは4・5差で、11日から甲子園で3連戦に挑む。頼れるベテランは「勝つしかない。1試合、1試合、勝てるように頑張りたい」と強く前を向いた。

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