横浜・織田 救った!崖っぷち6回1失点でアジア制覇王手 13日決勝は登板不可もつないだバトン「素晴らしい経験」
「U18アジア選手権・2次リーグ、日本2-1台湾」(12日、台北ドーム)
2次リーグが行われ、1次リーグA組1位の高校日本代表はB組2位の台湾を2-1で下し、2勝1敗で13日の決勝に進出した。11日に敗れた韓国と対戦する。今大会初登板の横浜・織田翔希投手(3年)が先発し、6回1失点と好投。打線は0-1の一回に智弁和歌山・山田凜虎捕手(3年)、花巻東・萬谷堅心投手(3年)の連続適時打で2点を奪い、逆転した。
勝利への執念がにじむ投球だった。今大会初めてマウンドに上がった先発の織田は、立ち上がりの制球に苦しみながら、6回を3安打1失点と力投。決勝に導いたエース右腕は「状態が悪いなりに、1失点で抑えられたのはすごくよかった。素晴らしい経験ができた」と表情を緩めた。
初回は先頭から150キロ超えを連発するも、四球を与えた。その後、暴投でピンチを拡大し、二ゴロの間に先制点を献上。それでも直後に味方が逆転に成功すると、粘りの投球を続けた。二回は2死満塁のピンチも152キロの直球で遊ゴロに打ち取った。三回も2死二、三塁と走者を背負ったが中飛で追加点を許さず。プレッシャーのかかるマウンドでも「楽しみながら投げられた」といつも通り笑顔を絶やさず、強心臓ぶりを発揮した。
四回をこの日初めて三者凡退とすると尻上がりに調子を上げ、五回は1四球も安打を許さず。六回も四球を与えたが、最後の打者を空振り三振に仕留めると、安堵(あんど)感を漂わせた。
13日の決勝は、11日に逆転負けを喫した宿敵・韓国と再びぶつかる。106球を投じた織田は、投球数制限により登板できないが「ベンチワークなど、チームのためにできることをしっかりやりたい」と力強く話した。3大会ぶりの優勝を、チーム一丸でつかみにいく。
◆大会方式 2次リーグには1次リーグA組、B組からそれぞれ上位2チームが進出し、別組の2チームと対戦する。1次リーグの対戦成績を持ち越すため、日本はフィリピン戦勝利の1勝0敗、台湾は韓国戦敗北の0勝1敗からスタート。上位2チームが決勝に進み、3、4位は3位決定戦に臨む。
