【藤田平氏の眼】阪神は大一番で中野を2番から外して打順を変えてしまった 立石は“2番バッター”ではない 0・5差もまだ有利 気になるベンチの雰囲気
「巨人1-0阪神」(12日、東京ドーム)
痛恨の敗戦となった。初のリーグ連覇を狙う阪神は2位巨人との直接対決で零敗。今季最長タイの4連敗で、0・5ゲーム差に詰め寄られた。藤川球児監督(46)は「早く切り替えることが一番重要」と強調した。13日からは甲子園に戻って8試合を戦う。残り19試合で優勝マジックは17のまま。この日、1軍登録された立石を2番起用するなど勝負をかけたスタメンを組んだが、デイリースポーツ評論家の藤田平氏は「立石は“2番バッター”ではない」と指摘。その上で「0・5差となったが、まだ阪神が有利。慌てる必要はない」と期待を込めた。
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阪神は大一番で中野を2番から外し、打順を変えてしまった。竹丸との相性が一つの理由かもしれない。だが、初回無死一塁で2番に入った立石が1球目を打って左飛に倒れたように、“2番バッター”ではない。中野ならバントで送っていただろう。二回無死一塁では、6番・中野が中飛。立石も中野も仕事の場所が違うということだ。こうしたところに、野球の面白さや難しさがある。
竹丸はボールが走り、落ちる球も利いていた。確かにいい投球だったが、阪神打線がボール球を振り、乗せてしまった。七回まで投げさせたことが敗因だ。独走優勝の昨季と異なり、今年は競った展開になっている。だからこそ僅差の試合では、細かい作戦が重要になる。1点を追う九回は、無死一塁から代走・植田を走らせて良かった。2死一塁からノーマークだった佐藤輝も同様だ。打線がつながりを欠いているだけに、相手が嫌がる作戦で、プレッシャーを与えなければいけない。
2位・巨人と0・5差となったが、まだ阪神が有利だ。首位を明け渡したわけではないし、慌てる必要はない。気になるのは、ベンチの雰囲気だ。昨年の王者なのだから、ドシッと構えてほしい。投手陣は頑張っている。打線は今が底だと思って、次の試合に向けてやるしかない。そんなに悪い状態も続かないものだ。
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