履正社3年ぶり初戦突破 エース・木村167球熱投「疲れずに投げられた」中盤から持ち直して2失点完投

 9回、享栄・大森(手前)を見逃し三振に斬る木村颯(撮影・中田匡峻)
 粘りのピッチングで9回を投げ抜いた履正社・木村颯はガッツポーズを見せる(撮影・坂部計介)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、履正社6-2享栄」(11日、甲子園球場)

 履正社は木村颯投手(3年)が今大会最多となる167球の完投で享栄に勝利。3回戦に進出した。

 マウンド上で力強くガッツポーズ。履正社のエース・木村は大きく息を吐いて満面の笑みを浮かべた。「夢の舞台である甲子園で、自分が投げてチームを勝たせることができてうれしい気持ちです」。ここまで今大会最多となる167球の熱投。夏は出場5大会連続の3回戦進出に導いた。

 初めての甲子園。「ワクワクしていた」が大声援や球場の雰囲気に圧倒され、いつも通りにはいかなかった。初回にいきなり先制点を許す。7四死球と制球は乱れ、五回まで毎回走者を背負うも「大阪大会でもランナーをためてしまうことがあったので」と気持ちまで乱れることはなかった。中盤以降に調子を取り戻して2失点完投。前回出場した23年夏以来の初戦突破を果たした。

 暑さの残るマウンドで投げ切り、「体力には自信があるので疲れずに投げられた」と試合後もすがすがしい表情を見せた。昨秋は背番号「1」を付けられず、「エース(番号)を取れなくて悔しかった」。体力と制球力とフォームの再現性を高めるために、この冬は週3回、1日200球以上を投げ込んだ。その結果、球速も最速144キロから148キロにアップ。エースナンバーも勝ち取った。

 「次の試合からはもっとストライク先行でやっていきたい。圧倒的日本一を取りたい」。次戦はさらなる圧投で勝利をつかみ取る。

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