ヤクルト・池山新監督 低迷脱却へローテ強化 先発の“柱”の台頭求む「何本あってもいい」
ヤクルトは15日、埼玉・戸田球場で秋季練習初日を迎え、池山隆寛新監督(59)は先発の“柱”の台頭を強く求めた。「(柱は)何本あってもいいと思う。6人いれば6本で済む話」とローテの整備に向けて強い意欲を示した。
青空の下で組まれた円陣。その中心に立った新指揮官は、10日の就任会見で柱として期待した奥川と高橋に加えて現役最年長45歳の石川、今季ローテ入りした高梨と吉村を指名。「忘れてません。しっかり柱になれるように来年、頑張ってください」とゲキを飛ばした。
最下位に沈んだ今季の防御率3・59はリーグワースト。先発陣は吉村の8勝がチームトップで、規定投球回に到達した投手は0人。「子供たちが憧れる投手になってもらいたい。そういう投手が1人もいないところがこの成績につながっているかも分からない」と指摘。柱を託す投手には「7回以上は投げてもらいたい」とノルマを課す。
秋季練習初日に改めて「対話、元気、笑顔」をテーマに掲げた。明るいチームづくりをしつつ、低迷脱却へ、先発陣の強化にも着手する。





