前巨人コーチの大久保博元氏が９日、自身のＹｏｕＴｕｂｅチャンネルを更新。ヤクルト・池山隆寛２軍監督との対談の様子を投稿した。

　大久保氏は池山２軍監督を「兄貴」と慕っており、選手の育成方法や現役時代の話題をインタビュー。名将・野村克也監督のもと、主力選手として黄金時代を築いた池山２軍監督に対し、大久保氏は「あの時代って戻ってきますか？」と投げかけた。

　池山２軍監督は「どっちかっていうと大きいのか三振かって野球に変わりつつあるけど、ヤクルトは後ろにつないでいくっていうのが売りだから。（当時は）キャッチャー古田でしょ、俺でしょ、ファースト広沢さん、サードにハウエルいたじゃん。打順で９人中３０発打つの４人いるから。どこからでも点が取れる」と振り返った。

　チームメートとの関係性についても話題となり、大久保氏は「でも、仲は古田さんとは良くなかった？」と、噂を直球質問。池山２軍監督は笑いながら、「当時はね。当時は若かった」とうなずいた。

　ふたりは同い年。古田氏のルーキーイヤーは、先輩の広沢克実氏を含めて３人で行動することも多かったとし、「最初は３人で飯食ったり飲みに行ったり、麻雀したりしてた。（古田氏が）２年目で首位打者とったんだよ、そう。そこから道が変わっちゃったね」と真相を明かした。

　大久保氏は「強い時ってやっぱりみんなで仲良く、みんな一緒にじゃなかったですよね？」と促すと、池山２軍監督は「うん。でも、やっぱり、勝つには（一緒に）向かってた。古田が打つと、広沢さんが打つと、『俺も』と思ってやってた」と、グラウンド内で切磋琢磨する間柄だったと回想した。

　個性的なメンバーが揃っていた当時、同僚の広沢氏や現在はタレントで活躍する長嶋一茂についても言及。「広沢さんは俺の１０倍喋る。『本当だって、本当だって』って言ったら半分うそだから、あの人」、「一茂は学年は同い年になる。あいつ、今、ベスト職業だよ。好き勝手言えて。怖い物なしだもん」など、戦友との爆笑トークを繰り広げた。