巨人 接戦落として連勝ストップ 大勢はベンチ外 阿部監督「張りとかも訴えていたので、無理をさせられなかった」
「巨人2-3広島」(11日、東京ドーム)
必死の継投の中で、最後は痛恨の一発に沈んだ。巨人は同点で迎えた九回だ。5番手でマウンドに上がった石川が先頭の中村奨に決勝弾を被弾。今季2度目の5連勝はならず。阿部監督も「切り替えるしかないと思う」と言葉を振り絞った。
この試合までチームは4連勝中。ただ、その中でセットアッパーの大勢がベンチを外れた。「ちょっと張りとかも訴えていたので、さすがに無理をさせられなかった」と阿部監督。1点を追う初回に岡本、中山の適時打で勝ち越すが三回に先発・山崎が同点とされ、以降は両チームの投手陣が粘り合いを演じる。
七回は中川、田中瑛、八回は船迫が踏ん張りを見せた。だが「ライデル(マルティネス)も行きたかったけど、セーブ機会だけと決めていた。何とかみんなでつないでいこうと思ったが…」と石川に九回を託したが、勝利には届かなかった。
CS進出を争う最終盤で指揮官が「しっかりコンディションを整えてやるということが一番だと思う」と最善手を探った中での敗戦だ。残り14試合。難しい判断を迫られる戦いが続いていく。





