横浜清陵 神奈川県勢初の21世紀枠 激戦区で存在感 野原監督「責任感を持って臨みたい」
「選抜高校野球・選考委員会」(24日、大阪市内)
第97回選抜高校野球大会(3月7日抽選、同18日開幕・甲子園)の選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、32校が選出された。
横浜清陵にとっては春夏通じて初の甲子園初出場で、神奈川県勢として初めての21世紀枠選出となった。それでも、選手は表情をそれほど変えることなく、練習に取り組んだ。
横浜など強豪ひしめく激戦区で、公立校ながら昨秋は神奈川8強と健闘。同県の公立校の甲子園出場は28年ぶりのことになる。日々の練習は、月曜日に一週間のメニューを選手主体で考え、監督らに相談して確定する。「部活動は『自治』によって行うもの」との共通認識のもと、力を養ってきた。食事係や環境整備係など25人の部員がそれぞれの役割を果たしているという。
野原慎太郎監督(42)は「素直で誠実な姿勢が強み。選んでもらったという責任感を持って臨みたい」と語った。