早実2季連続甲子園 エース中村「全員野球で粘り強く戦えるのが一番の強み」昨夏の大社戦を糧に成長
「選抜高校野球・選考委員会」(24日、大阪市内)
第97回選抜高校野球大会(3月7日抽選、同18日開幕・甲子園)の選考委員会が24日、大阪市内で開かれ、32校が選出された。
関東・東京地区の最後に「早稲田実業」が発表された。17年以来の22度目、昨夏に続く2季連続のセンバツ出場。和泉実監督(63)は「中村、山中のバッテリーは甲子園を3試合経験している。そういう部分がこのチームの強み。総合力を上げて甲子園に臨みたい」と手応えを口にした。
エースで主将、大黒柱の中村心大投手(2年)は「全員野球で粘り強く戦えるのが一番の強み。日本一という目標に進んでいきたいと思います」と宣言した。
昨夏は3回戦で延長11回の激闘の末、大社に敗れた。以来制球力と、球の強さを求めてきた。授業の合間におにぎり6個を食べて「この冬で3キロくらい増えました」と分厚い胸板を張った。
センバツ優勝なら、王貞治氏を擁した1957年以来68年ぶり。中村は「本当に偉大な先輩。恥にならないようなプレーをできたら」と誓った。